移住計画とアプリ開発ともろもろの日記

仕事を辞めることになったので、移住計画を立てました。@OGNM

ニュース番組の特集「田舎暮らしブーム裏側 若者の移住が大失敗!オラが町への争奪戦も」を見て思う

オラが町への争奪戦も

6月14日(日)に行われた九州7県合同移住相談会&セミナー」の模様が流れてました。

今回は九州の合同セミナーだったようです。私は行ってませんでしたが。
各県、移住者の獲得の熱意が凄いですね。

特集で映されていたのは、大分県豊後高田市に移住されたご家族でした。

その方たちが言うには、「市がこんなに協力してもらえるなんて、本当に助かります!」との事でした。

実際、先ほど2015年度版ではありますが、各市町村の移住者支援一覧の様な物を確認したところ、豊後高田市は69項目ほどありました。

似たようなものやこれを移住者支援として含めるのは如何なものか?と思う項目もありましたが、 それでも項目として提示するというところで市の本気具合とか、人口減少の切迫した感じを垣間見れた気がしました。

若者の移住が大失敗

続いて、失敗談の様な物をやっていました。

こちらは、長崎県長崎市にある池島というところに、“地域おこし協力隊”として着任し任期を終えた男性の方でした。

まず、住むところとして割り当てられたアパートは見るからに廃墟の2階の部屋だったそうです。
床はベコベコで、とても住める状況ではなかったとのことでした。

私が、テレビの画面から見た感じても、あそこに住むのは勘弁してほしいと思いました。
老朽化度合いとかじゃなく、廃墟マニアの方以外は入らないんじゃないか?というイメージでした。

そんなところから、市への不信感が始まり、協力隊として着任後も色々と観光客の増加に向けて動こうとしても、その都度市からは返事の先延ばしや予算を立ててもらえなかったりと、協力を得られなかったようです。

この辺り、テレビの特集の一部で、全体概要もよくわからないので一概に長崎市を批判は出来ないと思いますが、番組が市にしたインタビューで、「今後の課題として・・・・・」と、お役所としての満点の回答をしていたところをみると、あながち今回の男性の声も嘘ではないのかな?と思いました。

そうなってくると、長崎市としては男性に地域おこし協力隊として何を求めていたのかな?と思いました。
単純に、3年間臨時職員として雇うから、その間に仕事なりやりたい事を見つけてね!ということだったのでしょうか?

それに、地域おこし協力隊の募集要項って、大都市圏の方というふうに書いているところもあります。
それって、大都市圏と地方のパイプを担える様な仕事もして欲しいということも含むと思うんですよね。

地域おこし協力隊が全国的にやってるから、長崎市でもやってみたら、スゲー行動力のあるのが来ちゃって、役所としては本当はそんなに新たな事をヤル気はないし、失敗したら、3年で居なくなるような奴の尻は拭えないしなので、とりあえず、お役所仕事の特権で引き伸ばし引き伸ばししとけば、協力隊の任期なんてすぐに終わるでしょ?ってことだったんですかね?

やっぱり、よくわからないです。

ただ、少なくとも長崎市は情報発信のチャンスをサラッと流したことになるんだろうし、私たちみたいに移住を考えてる方が見ていたとしたら、長崎市は移住者に協力的ではないと思ったことでしょう。

@OGNMとしては…

移住を考えてる方、移住をした方達にとって、役所や公益なサポートは欠かせないと思います。

むしろ、それがないとその土地で生きていくのは難しいと思います。

移住を考えてる方人達も定年後のセカンドライフとして、のんびりと生活するための移住だったものが、20代30代40代の働き盛り・子育て世代の豊かな自然と新たな生活を求めての移住が増えてるようです。
役所としても、求められるサポートの形が変わってきていると思います。
今までの税金だけ落としてくれれば市としては助かるという状況から一歩出て、移住者に何を求めていきたいのかをもっとはっきり示して、各都道府県市町村のカラーの違いを示してもいい時期に来てるのではないかと思いました。